「型」
剣道、柔道、合気道、空手道、華道、茶道など「道」のつく物には決まって「型」というものがあります。礼儀から作法まで何通りもの所作があります。
スポーツの世界でも一流と言われるアスリートは、必ずと言っていいほどルーティンとなる儀式(型)のような動作をしているようです。その理由はただ一つ、緊張感の中で平常心を保ち、その瞬間に集中力を高める為だそうです。
(例を出すなら)
・イチローさんがバッターボックスでする仕草
・相撲取りが取組前にする仕草
・最近ではラグビーワールドカップで、活躍した五郎丸さんのキック前にする仕草 など
集中して良い結果(パフォーマンス)を出すために欠かせない儀式(型)です。
児童くらぶでいうと
あいさつをする、姿勢を正す、返事をする、相手の目を見て話を聞く
といったことでしょうか。
「型・姿勢が整うと心が整います」
そろばんや書道を始める前に心を整えるということは、集中力を高め、技能・能力を養うため大切なのです。
ある一流企業の人事部長さんとお話しする機会がありました。
「学生さんを採用する時のポイントは何ですか?」
と尋ねたところ
「何気ないあいさつや返事、視線などを見ています」
とおっしゃってました。
あいさつは「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」だけではありません。
「行ってきます」「さようなら」「ただいま」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」
「はい」「ごめんなさい」「ありがとう」などなど、、、
日頃から大切にしなければならない言葉ですよね。
あいさつはいつもさきに、をつづけましょう!
幼いころから、気持ちのいいあいさつや返事が自然とできる習慣を身に着けることは一生の宝だと思います。
この「型・姿勢」の大切さを伝えていきたいものです。